OPPO Enco W51のレビュー:クラシックにおすすめの「高コスパ完全ワイヤレスイヤホン」

イヤホンレビュー

今回は、クラシック音楽を視聴するのにおすすめの完全ワイヤレスイヤホン「Enco W51」をご紹介します。

OPPOの「Enco W51」はノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホンとしてはお手ごろの「税込み¥15,800」。
コスパの高い完全ワイヤレスイヤホンです。

そんな「Enco W51」ですが、クラシック音楽を聴く上で大事な音質はどんな感じなのか、「チャイコフスキー 交響曲第5番」「ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番」「ドヴォルザーク 弦楽四重奏第12番」を聴いてみてその感想をお伝えさせていただきます。

視聴環境は屋内でノイズキャンセリングはオン。
OPPO Reno3 5GでMusicoletというアプリを使いオフラインで聴いています。

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極端な味付けがなくバランスを崩さない中音域もしっかり聴こえる音質

チャイコフスキー 交響曲第5番
フェドセーエフ/モスクワ放送響(1999年)の演奏です。

一言で言えば「聴こえるべきところがしっかり聴こえる」です。

低音、高音どちらかに寄ってしまわず、中音域もしっかり鳴っていてバランスがとてもいいです。

また、ダイナミクスレンジも広く、オーケストラによる強奏部分はもちろん、第1楽章第1主題の「PP」の木管楽器や、第3楽章ヴィオラによる「P」の16部音符刻みのメロディーなど表現がきちんと伝わってきます。

つまり、「指揮者がとった楽器間のバランスを忠実に伝えてくれるイヤホン」です。
そのため、クラシックの楽しみ方のひとつである聴き比べにもとても向いていると思います。

鋭い高音や弓をたたきつけた音の鋭利さは伝わりつつも不快にならないマイルドな高音

ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番
ヒラリーハーンの演奏です。

鋭い高音や弓をたたきつけたような音の激しい曲ですが、Enco W51で聴くとキーンという不快感はまったくないです。

とはいえ、華やかさや激しさは失われていません。
きちんと高音が鳴っていて、弦のこすれる音も聞こえてきます。

華やかで激しい音色を、疲れることなく繰り返し聴く事ができます。

この曲でもやはり音域のバランスのよさを感じました。

高音の輝かしい音色と低音が底から響き迫力満点

ドヴォルザーク 弦楽四重奏第12番
アルバン・ベルク四重奏団(1989)の演奏です。

1stヴァイオリンのキラキラした音色が前面に出てきます。

またチェロの低音も底から響くようで、オーケストラ曲では感じなかったですが若干のドンシャリ気味です。

楽器数が少ない弦楽四重奏では物足りなさを補い迫力を感じれるため、結構マッチしているように思います。

また、各楽器の響きの幅が広く、ホールで聴いているような響きの残り方です。

強奏部分では弦楽器の弓を返すときの「カッ」という音も聞こえ、弓の動きが見えてくるような感覚になります。

ホールで聴いているような響きの残り方なのに目の前に楽器があるようにも感じて不思議な感じでしたが、オーケストラを聴いたときのような満足感が残りました。

「Enco W51」の機能

「Enco W51」の機能としてノイズキャンセリングとタッチコントロールについて使用感も含めご紹介します。

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング機能はしっかり効いている印象です。

空調の目の前で聞いても、「ゴォーッ」という音は完全に聞こえなくなります。

完全なる「静」と言うわけではなく、不快なノイズをカットしてくれるといった感じです。
音楽を流していなければノイズキャンセリングONの状態でも子供と会話できました。

また、ノイズキャンセリングは耳が疲れるといったことも聞いていましたが、「Enco W51」で聴く限りは3時間通しでもそのようなことはなかったです。

タッチコントロール

「Enco W51」は物理ボタンはなく、タッチコントロールです。

いわゆる「うどん部分」の根元をタップすることで反応します。

イヤホン本体

タッチ位置

反応は比較的いいと思っています。
誤タップも今のところないです。

初期状態では以下のように設定されています。

左側2タップ ノイズキャンセリングのON/OFF
右側2タップ 次の曲へスキップ
左右どちらか3タップ 音声アシスタントの起動

OPPOのスマートフォンであればカスタマイズでき、2タップについては左右どちらも以下から選択できます。

・ノイズキャンセリングのON/OFF
・再生/一時停止
・前の曲へ
・次の曲へ
・Googleアシスタント起動
タッチコントロールカスタマイズ

タッチコントロールカスタマイズ画面

私はとっさに一時停止をしたいので右側2タップを「再生/一時停止」に変更しています。
残念なのは3タップが「Googleアシスタント起動」しか選択できないことですね。
個人的にGoogleアシスタントほぼ使わないのでこれを変えたかった。

ペアリング

OPPOのスマートフォンであればペアリングがケースのふたを開くだけでよく、とても簡単です。

Bluetooth接続画面

Bluetooth接続画面

画像はすでにペアリング済みですが、まるでiPhoneとAirPodsのようです。

接続もスムーズで、いつも耳に装着したときにはすでに接続済みになってます。

総評(私の感想)

限りなくフラットでかつクリアな音質で、クラシックを聴くのには満足できる完全ワイヤレスイヤホンです。

個人的にも、低音高音を強調することなくオーケストラの迫力を失わなせない印象で購入してよかったなと思っています。

また音質だけでなくノイズキャンセリング機能も満足度を上げてくれます。

なにより15,800円でこれだけ完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンが手に入るのは、コストパフォーマンスが高いです。

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