結婚式のBGMって本当に悩みますよね。
ゲストは幅広い世代の方がいらっしゃるのでなおさらです。
「好きなあの曲使いたいけど、会社の上司も来るし軽いノリの曲は選びにくいなぁ」なんて方もいらっしゃると思います。
そんな方にご提案です。
クラシック音楽なんてどうですか?
幅広い年齢層に対応できますし、披露宴を少し落ち着いた大人な雰囲気にできるんじゃないかと思います。
そこで、今回は、披露宴の様々なシーンにぴったりの、おすすめの曲をご紹介します。
あえて、結婚式の定番曲として紹介されるような曲は選ばなかったので、楽しみにしていてください!
シーン別 結婚式のBGMにおすすめのクラシック音楽
- 新郎新婦入場
- ケーキ入刀
- 乾杯
- 再入場
- 花嫁の手紙
これらのシーン別に、おすすめの曲をご紹介していきますね。
分かりやすいように♪おすすめポイント♪もつけておきます。
新郎新婦の入場
チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」より ポロネーズ
◇解説
ポロネーズとはポーランドが起源の民族舞曲のことです。
この曲は、第3幕の冒頭、サンクトペテルブルグの貴族の邸宅でひらかれた舞踏会の場面で演奏されます。
入場はとにかく華やかで明るいもの&扉を開けるタイミングが「ここっ!」と指定できるものという視点で選びました。
※ポロネーズのリズムが始まるそのタイミングで扉を開けてもらえれば雰囲気最高です。
・披露宴の華やかな雰囲気をさらに盛り上げてくれる、全体を通した明るく華やかなメロディー。
ケーキ入刀
サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」 第2楽章 第2部 冒頭~
◇解説
フランスの作曲家、サン=サーンス最後の交響曲で、特徴は題名にあるとおり、オルガンが入っていることです。
「この曲には私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」 彼はこの曲に対しこう述べたそうです。
ケーキ入刀は、披露宴最大の見せ場のひとつだと思いますので、場を盛り上げる壮大さと、豪華で華やかな雰囲気を演出できるような選曲です。
・非日常を感じる、弦楽器とピアノによる幻想的で美しいメロディ。
「乾杯!」の直後
モーツァルト ディヴェルティメント K.136 第1楽章
◇解説
モーツァルト16歳の作品。弦楽四重奏のために書かれたものですが、弦楽合奏でよく演奏されます。
弦楽合奏での演奏がおすすめです。
乾杯の後の楽しい歓談をイメージさせながら、緊張感を解くような曲を意識した選曲です。
お色直し後の再入場
グラズノフ バレエ「ライモンダ」より 第1幕間奏曲
◇解説
ロシアの作曲家グラズノフによって書かれた、3幕まであるバレエ音楽。
こちらの間奏曲は第1幕中に演奏されるもので、夢の中にいるような音楽です。
披露宴開始時の華やかで明るい雰囲気から、少し落ち着いた大人の雰囲気へ変えることを意識した選曲になっています。
・再入場時のキャンドルサービスにぴったりの、大人な雰囲気を演出するゆったりしたメロディー。
花嫁の手紙
①ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調 第2楽章
◇解説
フランスの作曲家ラヴェルが、最晩年に書き上げたピアノ協奏曲。
1楽章のジャズを感じる楽しげな雰囲気とは対照的に、緩徐楽章である2楽章はとても優しく、美しい音楽です。
披露宴最大の感動シーンですので、花嫁の言葉を邪魔せず、涙を誘うような美しさを重視しましたて選びました。
・涙を誘う、美しく優しいピアノ独奏と、3分あたりから入ってくるフルートによる感傷的なメロディー。
②ラフマニノフ 交響曲第2番ホ短調 第3楽章
◇解説
ロシアの作曲家ラフマニノフによる、2番目の交響曲。
第3楽章はとてもロマンティックな曲です。
感動シーンにぴったりなロマンティックなメロディーで、こちらはドラマティックな盛り上がりも意識した選曲です。
・花嫁の言葉に寄り添うような、クラリネットの音色と、その後のクライマックスを意識させる弦楽器のメロディー。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
落ち着いた雰囲気のちょっと大人な結婚式をイメージして選曲してみました。
あの曲ないんだーと意外に思われた方もいるのではないでしょうか。
皆様のイメージに合う曲が見つかったら、うれしいです。